
今年は違う!お盆明けから現れた大型秋刀魚
お盆明けの静けさの中で
お盆明けの市場は、まだお休みムードが漂っていました。
人の出入りも少なく、競り場の声も控えめ。
そんな中、魚台に並んだ丸々と太った大型秋刀魚がひときわ目を引きました。
値段は落ち着きつつも油断は禁物
今のところ相場は比較的落ち着いています。
しかしこれはシーズン序盤の一瞬の姿。
天候や水揚げ状況によって、価格はすぐに変動します。
まだまだ予断を許さない状況です。
例年との決定的な違い
いつもなら、この時期に並ぶのは細い秋刀魚ばかり。
「走り」と呼ばれる初物はスマートで、脂のりはこれから…というのが通例です。
ところが今年は、お盆明けにしてすでにしっかり太った良型が水揚げされています。
漁師さんいわく、
「ここ最近では珍しい。前はこの時期にこういうサイズが獲れるのは普通だった」
つまり、以前の“正常”な秋刀魚の姿が、久しぶりに戻ってきたというわけです。
豊漁の兆しか、それとも一瞬の幸運か
秋刀魚の大きさは、その年の海の栄養状態や回遊ルートを映すバロメーター。
ここ最近は資源減少や海水温の影響で、秋の後半まで細身が続く年も少なくありませんでした。
だからこそ、今年のこの早さは希望のサインに見えます。
もしこの傾向が続けば、例年より早く脂ののった秋刀魚が味わえるかもしれません。
静かな市場の片隅で、今年の“当たり年”を予感させる一幕でした。
まとめ
- ここ最近では珍しいお盆明けからの良型秋刀魚
- 以前はこれが“普通”だったが、近年は細身続きだった
- 値段は落ち着いているが油断は禁物
- 今年は早くから脂のりの良い秋刀魚が味わえる可能性大
今年の秋刀魚は、過去の“豊かな時代”を思い出させるようなスタートを切りました。
秋の味覚ファンにとっては、今年は要チェックのシーズンになりそうです。
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