市場で魚を見ていて、
「天然魚なのに養殖っぽいな」
と感じることがあります。
たまに問屋に聞くことがあります。
「これ、天然なの?」
別に、疑っているわけではありません。
ただ、少し違和感を覚えるんです。
見た目は、すごく良い。
身はパツンとしている。
丸みもある。
脂もありそう。
普通に見れば、良い魚に見えます。
でも、時期を考えると、少し引っかかる。
この時期に、なんでこんなに太っているんだろう。
そう思って、買ってみることがあります。
天然魚なのに養殖っぽく感じる理由
実際におろしてみると、脂はあります。
ただ、身が少し柔らかい。
食べてみると、あとに残る魚の味が弱い。
天然魚のつもりで買ったのに、どこか養殖っぽく感じる。
そういう魚があります。
もちろん、その魚がどこで、どのように育ったのかまでは分かりません。
それでも食べてみると、
「ああ、これはいけす周りの魚なのかな」
と思うことがあります。
養殖場の近くで、餌のおこぼれを食べて太った魚。
そう考えると、あの太り方や脂の感じに、自分の中では説明がつきます。
脂があるだけでは決まらない
そういう魚は、私はできるだけ避けるようにしています。
煮たり、焼いたりするなら、使い方はあるかもしれません。
でも、刺身用として考えると、少し難しい。
脂があるから、おいしいわけではないんですよね。
刺身で大事なのは、脂だけではありません。
身質。
食感。
あとに残る魚の味。
そこまで見ないと、刺身として出せる魚かどうかは決められません。
見た目だけでは分からない
魚は、見た目が良ければ、それで終わりではありません。
丸みがある。
身に張りがある。
脂もありそう。
それでも、おろして食べてみると、思っていたのと違うことがあります。
逆に、見た目はそこまで派手ではなくても、食べてみると味がしっかり残る魚もあります。
だから魚は難しい。
魚を見て、触って、実際におろして判断することについては、こちらの記事でも書いています。
最後の答えは、食べてみないと分かりません。
刺身として出すなら、脂だけではなく、身質、食感、あとに残る味まで見る。
私は、そこまで考えて魚を選んでいます。

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