テレビやYouTubeでは、
おいしい魚の見分け方がよく紹介されています。
目が澄んでいる。
色つやがいい。
小顔で、体高があり、
身に厚みがある。
私も初めは、
そういうところを見ます。
でも、それだけじゃわからないんですよね。
やっぱり、手に持ってみないと。
逆に、手で持てば、
八割ぐらいはわかると思います。
持った時の張り。
魚体の硬さ。
パツンとした感じ。
見た目は良さそうでも、
持ってみると少し柔らかい魚があります。
私はよく、
魚の身に張りがあることを、
「パツンとしている」と表現します。
でも、こういう感覚を言葉にするのは難しいんですよね。
どのくらいを、
パツンとしていると言うのか。
その基準は、
人によって違います。
普通の人が、
十分に張りがあると思う魚でも、
私から見ると、まだ少し足りないことがあります。
長く魚を触っていると、
自分の中の基準も高くなっていくんだと思います。
でも、スーパーで魚を買う時は、
魚はパックに入っています。
その状態では、
手に持った時の張りや硬さまではわかりません。
見た目だけで判断するしかない。
その状態だと、
魚屋の私でも見極めるのは難しいです。
それを普通のお客さんが、
見た目だけで判断するのは、
もっと難しいと思います。
テレビやYouTubeで紹介されている見分け方は、
最初に魚を見る時には役に立ちます。
でも、それだけで本当に良い魚かどうかまで、
すべてわかるわけではありません。
最後はやっぱり、
実際に手に持ってみないとわからない。
魚の見分け方を、
言葉だけで伝えるのは難しいなと思います。


コメント