市場で魚を見て、
手に持って確かめる。
身の張りもある。
魚体の感じも悪くない。
これなら大丈夫だと思って買う。
それでも、おろして食べてみると、
「あれ、思っていた魚と違うな」
と思うことがあります。
自分なりに納得して買った魚でも、
最後は食べてみるまでわからない。
魚には、そういう難しさがあります。
見た目も悪くない。
持った感じも悪くない。
でも、包丁を入れてみると、
思ったより身が柔らかい。
脂はあるけれど、
味が少し弱い。
長く魚を見てきても、
外す時はあります。
自分で見て、
自分で納得して買った魚です。
良くなかった時は、
その経験を次に残すしかありません。
この時期の、
この産地の、この魚は少し気をつけた方がいい。
あまり大きすぎると良くない。
逆に、小さすぎると、
値打ちがない。
そういうことを、
その都度、絶えずアップデートしています。
魚を見て、もう30年になります。
自分で市場に行って、
魚を見て、手に持って、
これならいいと思って買ってくる。
それでも、たまに外す。
どれだけ難しいんだよ。
魚って。
同じ産地でも違う。
同じ魚でも違う。
同じような魚でも、
食べてみると違うんです。
だから、その都度また考える。
また覚える。
また自分の基準を変える。
魚を見て、もう30年になります。
それでも、まだ更新中です。
商売において、
完璧を目指すって本当に大変なんだなぁ。
そして、
難しいんだなぁと思います。

コメント